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満員の花園。花園の一番熱い一日。高校ラグビー準々決勝4試合。

花園ラグビー場

1月3日は、花園の特別な一日。

開門は試合開始2時間前の8時30分。バス一本間に合わず、15分ほど送れて現地に到着。高校ラグビーのバックスタンドは、試合間の通路がえらい事になるので、メインスタンドに行きたかったが、常にメインスタンド中央は南側の入り口から見ると混雑。今日は寒くないしトイレも頻繁に行かないだろうから、バックスタンド中央の下部に座ることにした。

準々決勝「東福岡高校vs流通経済大学柏高校」

東福岡高校vs流通経済大学柏高校のスタート前の挨拶

スタメン

  • 東福岡:川崎-高木-小西、服部-森山、永島-井上-西浜、西村-森、高本-廣瀬-有吉-松岡、行徳
  • 流経柏:作田-中山-石水、高橋-ディアンズ、當眞-松崎-篠澤、鈴木-佐々木、齋藤弘-横山-浅見-齋藤凌、山下
  • 東福岡は、スタメン全員が3年生。

東福岡 57-10 流通経済大学柏

高校ラグビーでの2mはデカイ。一人だけトップリーグの世界である。高校ラグビーで190後半のロックはたまにいるけど、2mの高校生は初めて生で見た。高校なら先週までやっていたウインターカップ(高校バスケ)の世界である。
去年は、エリア重視のラグビーだった流経だが今年のディフェンスの力を考えて、あまり蹴らずに自陣から回してくる。注目のエイトの篠澤やディアンズの突破やバックス展開にしろボールを持てば今の東福岡のディフェンス相手に勝負になりそうだが、そんなに度々オフェンスの機会もなく2トライに終わった。
東福岡は前半は強力なバックス、後半は途中出場の本田や井上を軸としたFW戦と違う形で流経を圧倒した。

準々決勝「御所実業高校vs東海大仰星高校」

御所実業高校vs東海大仰星高校のスタート前の挨拶

スタメン

  • 御所:津村-元林-島田、平井-川上、蓑洞-長船-西林、稲葉-高居、安田-谷中-冨岡-澤口、石岡
  • 仰星:高橋-安倍-辻村、奥平-楠田、土岐-薄田-倉橋、松井-武藤、前薗-何松-市川-高、谷口

仰星は、FWに1年生が二人。

御所実業 14-0 東海大仰星

仰星はベスト8で終焉。残念ながら完敗の一言です。点差以上の実力差です。

ハンドリングエラーも少なく、仰星らしくボールが回っても結局1トライすらあげることができなかった。御所のディフェンスは非常に固いです。仰星はブレイクダウン劣勢に、チョークタックルにもやられました。22mの中に入っても全くトライを取れるイメージが湧きません。
エリアマネジメントにおいても御所の方が上。だが、御所が大事な所でペナルティやミスのため得点をあまり上積みできなかったので、点差的には希望を持ちながら試合後半ぎりぎりまで過ごせました。

観客は増える一方である。メインスタンドの端の上や、ゴール裏の最上部まで人が座っている。各所で立ち見で見れる場所も殆どに人がいる。バックスタンドでは、階段まで人で溢れている。3万人ほどが今日、花園を訪れたらしい。

準々決勝「桐蔭学園高校vs大阪桐蔭高校」

桐蔭学園高校vs大阪桐蔭のスタート前

スタメン

  • 桐蔭学園:床田-中山-岡、安達-青木、久松春-石塚-佐藤、亀井-伊藤、飯塚-桑田-渡邉-西川、秋濱
  • 大阪桐蔭:松井-江良-安達、佐々木-今田、杉本-中村-奥井、萩原-嘉納、下山-山添-野村-堤田、芦塚

桐蔭学園 31-12 大阪桐蔭

去年の決勝の再来。ちょっと桐蔭学園強すぎないか。

後半最後の辺りでは、大阪桐蔭強力ライン(江良・奥井・芦塚)で少しばかりゲインできるようになってきたが、時すでに遅し。

準々決勝「京都成章高校vs常翔学園高校」

常翔学園高校と京都成章高校のスクラム

常翔学園劇的逆転トライ後のスコア表

スタメン

  • 京都成章:西村-門-西野、本橋-山本、三木-村田-延原、宮尾-徳永、太田-松澤-山田-西川、大島
  • 常翔:上野-山本-為房、木戸-寺北、渡辺-原-知念、高岸-仲間、生駒-岡野-池田-家村、吉本

三木は問題なし。辻野もベンチに復帰

京都成章 24-27 常翔学園

花園が大いに湧きました。いい試合になりました。痺れました。

常翔は、春日丘戦に続き試合終盤の強さが光りました。成章は尾道→石見智翠館とAシードの恩恵が0というかマイナスだったのが、ここにきて影響ありだったのかもしれません。
ブレイクダウンでファイトして、スクラムで圧倒したFWと、吉本のランや多彩な攻撃を見せたバックスとが上手く噛み合って常翔はいいラグビーができました。
今年の高校ラグビーは、成章が絡むとベストゲームになるようです。