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ラグビー大阪府総体準決勝。常翔vs関大北陽、桐蔭vs仰星

鶴見緑地球技場

鶴見緑地に春の総体の準決勝を見に来ました。暑いです。

関大北陽高校 vs 常翔学園高校

関大北陽 7-43 常翔学園

得点経過

  • 前14 常翔の敵陣25m近くのラインアウト後のアタックで北陽のビックタックル。常翔のボールホルダーがボールを後ろにこぼすが、カオスな状態になって常翔のハーフが抜け出す。その後の数次攻撃でトライ。0-7。
  • 前18 北陽は自陣22m近く中央でファウル。常翔はショットを選択。0-10
  • 前20 北陽は自陣30m近くのスクラム後のキックに常翔がプレッシャーをかける。北陽はボール確保の際にミスをして、自陣5mでファウル。常翔はタップからトライ。0-17
  • 後7 常翔。中央付近から展開でトライ。0-24
  • 後10 北陽。敵陣5mラインアウト。モール→走り込んだ選手にパス→トライ。7-24
  • 後17 常翔。中央付近で、フルバックが抜け出して、ビックゲイン→トライ。7-31
  • 後20 常翔。トライ。7-38
  • 後31 常翔。自陣からエイトが抜け出す。7-43

感想

選手紹介のアナウンスもなければ、電光板の時計進行もない。得点経過は、大まかです。

前半の最初は、北陽のタックルがよくて常翔の攻撃をうまい具合に止めている。実力差は少しあるように思えるが、均衡した試合というのが、前半中盤のショットの選択が物語っている。
FWの大きさとしては、常翔が一つ上回っている。今日はあまり目立ったプレーはなかったが、キャプテンの為房慶次朗の体の大きさが特に目立つ。スクラムは常翔有利だが、高校生は押されながらもうまく展開すればいいが、北陽はかなりのプレッシャーを受けている。ラインアウトは、ノットストレートも含めてミスが目立って、ここの差はかなり大きいように思えた。

常翔学園は、誰だか分からないがエイトの選手のボールを持った強さ速さは目についた。昨年の石田ほどではないが、チームの主軸だと思う。かなり難しい角度のコンバージョンを決めていたフルバックの選手のキックもよかった。後半は、常翔の自力が勝った試合になったが、思ったより見ごたえのある試合になった。
北陽のスタンドオフは、視野の広いいい選手だと思います。

大阪桐蔭高校 vs 東海大仰星高校

桐蔭 33-12 仰星

得点経過

  • 前2 仰星はキックオフ後自陣展開を選択も22m内でノックオン。桐蔭がスクラムから得点。7-0
  • 前6 桐蔭は中央スクラム(仰星のキックオンミス)から展開して得点。14-0
  • 前15 桐蔭。22m内でFWゴリ押し。21-0
  • 前18 仰星。中央でテンポの良いアタック。外が1枚あまったところをトライ。21-7
  • 後10 桐蔭。22m内でFWゴリ押し。(30フェイズぐらい?)。バックスは数的優位だがFWゴリ押しでトライ。28-7
  • 後18 仰星。5mラインアウトからモール。28-12
  • 後28 桐蔭。中央から外に回してトライ。33-12

仰星のミスを起点に、桐蔭があっさりと2トライ。FWの大きさはいつもながら桐蔭が一回りでかいが、エイトに入っている奥井、フロップの江良やフッカーの選手は特に強烈である。桐蔭はFWとBKを見れば、FW優位のチームであることは間違いなさそうだが、フォワードにこだわるときはこだわる姿勢で前半半分の時点で3トライ差をつける。このままずるずるいきそうな展開であったが、仰星はテンポの早い展開から、余った大外の選手がうまくトライまで持っていく。まだ試合は分からないかなという感じである。
前半終了間近、仰星が自陣深くからボールを回して外がゲインして、キックでトライを狙う(最低でもエリアの確保)というアタックをしたが、ここで前半終了。30分過ぎていたのを認識していたら、恐らく蹴らなかっただろうに少しもったいなかった。

後半開始。次の得点が大きい。互いに一進一退の展開であったが、桐蔭がFW戦でトライを決めて大きな得点が入った。仰星はボールが回れば強いが、接点の強さは桐蔭の方が一つ上なので、停滞してしまうと厳しい。ディフェンスの際もちょくちょく、ラックで人数を必要されるため、フルバックが「外、足りない足りない」と何度も叫んでいる。
対して桐蔭も、オフェンス時はまるでビハインドで今すぐトライが必要なような焦りからくるようなパスミスが多いし、ディフェンス時はオフサイド連発とそうゆう意味では後半は少しは均衡は取れていたので、この点数差で終わることになった。

両スタンドオフがいい仕事をしていた。桐蔭はあんま自信ないけどおそらく嘉納。仰星は3年生になった谷口。