2019-06-16
枚方ラグビーカーニバル2019(東海大仰星高校vs京都工学院高校)
今年の枚方ラグビーカーニバルのメイン試合は、東海大仰星と京都工学院の一戦です。
メンバー
メンバー表の配布と、試合前にはメンバーのアナウンスがある。
東海大仰星メンバー
- FW:大下、高橋、辻村、加藤、奥平、土岐、中司、倉橋
- ハーフ:湫、武藤
- BK:前園、何松、市川、伊村、高
京都工学院メンバー
- FW:下里、奥田、呉山、寺地、西山、稲葉、森山、松永
- ハーフ:林、井上
- BK:三浦、澤井、土橋、寺山、藤田
注目は、二年生ナンバーエイト。倉橋と松永。
試合経過
前半
- 仰星キックオフ。
- 前2 仰星。工学院は自陣から展開するも持ち上げられてターンオーバー。外でトライ。
- 前8 工学院。22m外ラインアウトからモールでゴール10m近くまで押し込む。順目に回してトライ。
- 前18 仰星。伊村が個人技で22m外から抜け出してトライ。
- 仰星 12-7 工学院
後半
- 工学院キックオフ
- 後4 仰星。最初のキック合戦で、仰星がエリアを大きく取る。接近戦でトライ。
- 後9 仰星。辻村がラックから持ち出してビックゲイン。高橋と二度パス交換して、最後は高橋がトライ。
- 後11 工学院。10mからモールトライ。
- 後15 工学院。スクラムハーフが作り出したスペースにFWが走り込んで、裏パスで抜け出してトライ。
- 後25 仰星。接近戦でトライ。
- 仰星 31-21 工学院
内容
風が強いが、インゴールが相当に狭いのと両チームのプレースタイルもあって、キックの回数は今の高校ラグビーで見るとかなり少なめで、試合を左右する要素にはならなかった。
仰星、工学院共に最初のキックオフリータンの際に自陣深くでボールを失う。仰星は短い時間でトライに結びつけるが、工学院は仰星のディフェンスが素晴らしくてずるずると後退していく。単調な攻撃であれば、仰星のディフェンスは整っており工学院はゲインしていくのは難しい。
互いにボールが手につかないことが多く攻守の入れ替えが激しい。22m内で取りきることもできずと、双方ともにいい所は少なく前半は終了。
後半の始まりは仰星の時間。後半2つめのトライは、フロントローのパススキルやラン力が目立ったシーンで、仰星らしいトライ。この時間帯で3T差になったが、そこから工学院は2トライを返す。
工学院のモールは非常に綺麗で前半のトライの起点と後半の最初のトライはモールからくるもの。残り5分で1T1G差で工学院の攻撃の時間帯となり、招待試合なので緊張感はないが、試合としては面白い展開となった。最後はボールを取り返した仰星が時間も考えてFW勝負をして突き放した。
後半は両者のいい所が出た試合となりました。
工学院は、選抜には出れず、近畿大会も中継の試合がなかったので、今シーズン初めて見ましたが、力のあるチームです。今年の成章はFWが特に強いですが、京都予選は今年は接戦になるのではと今日の試合を見た感じは予想していますが、果たしてどちらが花園切符を掴むのでしょうか。