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2019年ロードレースシーズン総括(変化の年)

今年のロードレースシーズンはほぼ終焉。

DAZNのロードレース中継は今年で3年目。フランドルの前に一昨年の悲劇が一瞬よぎったが、結局のところはフルでレースを見れたので日本での2年ぶり2回目のフランドルの悲劇は回避された。夏前にレース中継の日本語コメンタリーはないと言うことで、いよいよDAZNのロードレースの注力は終わりを迎えるのかと思ったが、いうて夏あたりのDAZNの持っているレースは大きなものはない。焦点となるのは、秋のイル・ロンバルディアだがここは前哨戦2戦も含めて二人体制での日本語コメンタリーも入ったので、来季以降の放映に関して悲観的になるものでもない。
国内のロードレース人気を考えれば、同日に複数レースコメンタリーを入れていた6月ぐらいの力の入れようは若干異常な感じもした。
中継の質としては前に比べれば格段に良くなったとはいえ、まだまだDAZNよりJsportsの方が質は高いと思う。映像自体は国際映像なので、実況と解説に対する個人的な好みの問題だけど。

今年のベストレースは、アムステルダムゴールドレース(4/21,DAZN)。これは迷う余地のない一択である。言うまでもなく、今年の春のワンデーレースシーズンは、マチュー・ファンデルプールを中心に回っていた。パリ〜ルーベはなんでいないんだよ。アムステルダムゴールドレースでは、残り距離がある中で、少し良くわからない形で脚を使いほぼ終焉かと思われたファンデルプールだが、ゴール直前に先頭集団とは数十秒差のメイン集団を引き連れて、牽制していた先頭集団に追いつき、そのままスプリントして勝ってしまうという規格外の勝ち方をした。考えられない勝ち方である。

次点は、ジロデイタリアステージ18(5/30,DAZN)。ジロの最終日は平坦ではないので、スプリンターにとっての最後のステージ。待ちに待ったステージ。だが、有力スプリンターがリタイアしているチームも少なくなく、メイン集団のコントロールは思いの外うまくいかない。残り距離とタイム差の推移を見るとこれはわからないという感じでレースは進んでいく。ゴール直前、逃げの後方にメイン集団の姿が、アッカーマンがスプリントをかけるが、逃げていしたチーマ(NIPPO)が僅かな差でゴールをしとめた。興奮した平坦ステージになった。

レースの全貌をほとんど見ることのできなかった、ブエスタエスパーニャステージ17(09/11,Jsports)も今年を代表するレースだった。前のレースも次のレース中継時間は長いのに、この日は日本時間23時開始の少ない中継時間。中継開始前に現在のレース状況を確認することなく、Jsportsを見始めたら、残り10km。キンタナ、ケルデルマンを含め多くの選手がいる逃げ(?)と、ログリッチェ、バルベルデ、ポガチャル、ロペスのいるメイン集団の差が5分とイマイチ理解できない展開になっている。えーって感じで見ていたら、残り10kmなのですぐにレースは終了。後で、ハイライトやレースレポートを見てレースの概要はようやくわかった。完全に結果論だが、最初から中継が必要だったのはこのステージだった。

今年は変化の年だった。ジロではエクアドルのカラパス、ブエルタはスロベニアのログリッチェと、現時点のロードレースにおける主要国ではない国の選手がグランツール初優勝を果たした年となった。また、他のスポーツ(主にサッカー,テニス)に比べて、若手の年齢が高いロードレース界だったが、今年はこれまでの基準でいえば相当に若い選手の活躍が光った。ペデルセン(95年生まれ,今年24歳)、ベルナル(97年生まれ,22歳)、ポガチャル(98年生まれ、21歳)、エヴェネプール(00年生まれ,19歳)と、25歳ぐらいでも若手のように思われてきたロードレース界から見ると、大きな変化である。
サッカーと比較すると、ベルナルと同世代はデヨング(バルサ)やラッシュフォード(マンU)など。ポガチャルは、ムバッペ(PSG)やアレキサンダーアーノルド(リヴァプール)など。エヴェネプールは、ヴィニシウス(レアル)やサンチェ(ドルトムント)などといった感じである。

活発な19-20の移籍市場を受けて、来年はどんなロードレースの一年になるのでしょうか。ダウンアンダーは、1月21日に開幕。それまで、ロードレースはしばらくお休みです。

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