世界スーパージュニア二回戦。(ディアナシュナイダー、ロワイエなど)

雨雲が停滞し続けた去年の10月3週目とうって変わり、好転が続く2018年の世界スーパージュニアです。今年も世界中から多くのジュニア選手が靭に集まりました。

女子2R:ディアナ・シュナイダー(ロシア) vs イバ・ゼリッチ(クロアチア)

ディアナ・シュナイダー(Diana Shnaider)[10] 6-2 6-2 イバ・ゼリッチ(Iva Zelic)

ディアナは、2004年生まれの14歳。ITFジュニアの戦績を見ると、今年から初めて27勝3敗と勝ち星を積み重ねている。ジュニア世界ランキングも81位。2004年生まれではコーリー・ガウフに次ぐ世界ランキングである。
この戦績を見ると興味が湧いてきたので、12コートの中からディアナの試合を見ることにした。

対戦相手のゼリッチは、17歳のクロアチア人で去年に引き続いて二度目の世界スーパージュニア。世界ランキング137位なので、来年のGSジュニアに向けてスーパージュニアは大きい大会だと思われる。少し見て思ったのは、ゼリッチのバックハンドはフォワに比べると、かなり精度が悪い。ゼリッチは右利きだが、ディアナは左利き。正直言うと、ゼリッチと右利きの選手の試合を見てみたかった。

ディアナは、少し見て何か圧倒的に光るものがある選手ではない。同世代の怪物ガウフを全仏ジュニアの中継で見たような衝撃はほとんどない。今日は、ゼリッチのバックを中心に配給すれば優位に進められる試合なので、まだ引き出しは色々とあるように思えるが、ここ数ヶ月でもう一回見ても最初の印象は変わらないだろう。日本の中学生のトップ選手なら、さして変わらないようにも思う。しかしながら、全く表情変えないでプレーする姿は14歳には思えない。流れが悪くて、無理してウィナーを狙いに行ってエラーするようなシーンでも、自分のミスを客観的に見ている表情で、自分をかなりコントロールしているように思えてならない。

ディアナのブレイクアップから始まった第1セットだが、先述したようにゼリッチのバックは弱点なので、バックハンドのアンフォーストエラーが積み重なっていく。ゼリッチ三回目のサービスのプレーが素晴らしくて、流れが一度ゼリッチに傾いた。次のディアナのサーブにプレッシャーがかかるが、ゼリッチのバックハンドのエラーに助けられディアナはプレーの質は上がっていないのだが、流れをゼリッチは渡さすことなく第1セットをものにした。

第2セットの最初のゼリッチのサーブ。バックのショットはミスを減らす方向にし、フォワは中央から少々リスク覚悟で鋭いショットを打つように変化させて、いい形で最初のサーブをキープする。続くディアナのサーブゲームは、ディアナもレベルを上げてきてキープする。互いに高いのレベルでのスタートであったが、次のサーブは互いにブレイクし合う。しかしながら第5ゲーム以降は見慣れた景色になり、ゼリッチはフラストレーションをためて、最後の方は集中力を落として第2セットを終えた。

田中の中華そば

1試合目は1時間マッチだったので、先に昼食に行くことにした。靭公園の近くに今年の1月にできたラーメン屋。ラーメン屋とは思えない外観と内装。目の前にいるのに、どこがラーメン屋かわからないで、Googlemapを眺めていた。

男子2R:ルネ(デンマーク) vs ステファン・ストーチ(オーストラリア)

ルネ(Holger Vitus Nodskov Rune)[5] 6-4 3-6 ステファン・ストーチ(Stefan Storch)

昼食後は、先程と同じコートに戻ってきて男子の試合を見ることにした。特に理由はないけど、このカードを選択。

タイプとしては似ている二人だと思う。オールラウンダーで、これといった大きな弱点はなくて、ショットは多彩でチャンスがあればネットにつめる。フラストレーションをためる感じも似ている。ストーチはバックハンドが片手打ちというのが違う点だろうか。

第1セットはルネ1ブレークから見始めたのでよくわからない展開。第2セットは先にルネがブレークして流れをつかむ。ルネのショットが深いのも大きいが、ストーチはネットエラーが多くてフラストレーションを貯めていく。ただ、3ゲーム経過したあとは、自分には理解しづらいジャッジへの不満などもあって少々ペースを崩して、ストーチペースにもなるが、第2セットもルネが取ってゲーム終了。ストーチは、もうちょいプレーの質が安定したらこのゲームは変わっていたと思う。

男子2R:ヴァランティン・ロワイエ(フランス)vsジュベール・クロッパー(南アフリカ)

ヴァランティン・ロワイエ(Valentin Royer) 6-4 6-3 ジュベール・クロッパー(Joubert Klopper)

センターコートの第二試合。第一試合がロングマッチだったので、スタートが遅め。ロワイエが今回の第1シード。例年に比べると、男子のトップシードの世界ランキングが低い。なお女子は9位のデンマークのタウソン。去年に続いてトップシードは15歳。試合は見てないが、かわいい。

クロッパーは頑張るテニス。アンダーソンみたいなサーブも強いフォワもないけど、頑張るテニスという意味では母国の先輩と似ている。じゃロワイエは?と考えていたら、ツォンガかな。そもそもフランスは、ガスケ・モンフィス・シモン・ペールと独特な選手しかぱっと出てこない。

コンビニに行っていたので、クロッパー1ブレイクから見始める。とりあえず打ち合う。ひたすら打ち合う。そんなテニスである。勝負どころでロワイエ
が前に出たら、見事なパッシングでこれは前に出づらいです。ただ、どうしても打ち合うと普通に行けばロワイエ優勢な事が多くて、クロッパーはギアを上げないと厳しいが必死に戦っている。
第二セット、クロッパーは何か変えるかと思ったが、そんなに大きくは変わらない。クロッパーのもうギアが上がらないところでロワイエは見事にブレイクして勝負あり。見ていて楽しいテニスでした。ロワイエは、打ち合いに付き合っていたが、色々と手持ちあるように思える。スライスとかドロップショットとかなんでもっと使わなかったのだろうか。

女子ダブルス2R:川口夏実/プライス(日本,アメリカ) vs トラン/山口藍(オランダ,日本)

川口/プライス 6-3 6-2 山口/トラン

試合進行が遅いのでセンターコートの男子シングルスの三試合目はどっかに移動して、女子ダブルスが始まる。ダブルスもコート変更が入っており、当初の予定と違う。試合は川口プライス組が一つ上。

モンゴメリー、スウィーニー、ユンチャオケテ

モンゴメリー 6-2 6-7 6-3 [6] Sawangkaew

14歳のディアナを見に来たわけだが、隣のコートのモンゴメリーも14歳。こちらはアメリカ人。隣から見ている感じだと、フォワのショットが良くて第6シードのタイ人を圧倒しているように思えた。第2セットも優勢で、2-0で勝利しただろうと思っていたが、第2セットは追いつかれてタイブレークで落としていた。第3セットは隣で見た感じだと優勢。3回戦は、ディアナとの同世代対決。

スウィーニー[13] 6-0 6-3 清水

去年、凄いカバーリングが印象に残ったスウィーニーは今回13シード。通路を超えた隣のコートだったので、ほとんど見れず。日本人相手に圧勝。3回戦は第1シードのロワイエが待っている。

ユンチャオケテ(Bu Yunchaokete) 6-2 6-1 タイ・サッチ(Tai Sach)

隣コートの男子二回戦。モンゴメリーとタイ人の次の試合。白髪のアジア系の選手の練習のショットが目に入ると、凄く柔らかくていいショットに引き込まれる。帰って調べると、中国人で今回の第2シード。第2シードは全くチェックしていなかった。

今年から変わったところ

サーブの際に、ネットに当たってインすればやり直しではなくて、そのままラリーを続けるように変わっている。威力のないサービスがネットに当たってインすれば、ほとんどサービスエースになる。慣れていない選手は、ネットに当たると無意識に一瞬動きが止まっているように思える。ネットに当たったら、急いで前にダッシュしなければいけないが(特に女子やセカンドサーブ)、なかなかそうもいっていない。

去年までは、全部のコートを使って試合を進行していたが、今年は一部のコートを練習用コートとして使うようになったので、同時進行の試合数が減った。見る方としたら、シングルスが遅い時間まで見れるのと、選択の悩みが少しばかり減るので嬉しい。

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