白馬で過ごす夏休み:2-3day(白馬大池-白馬岳-蓮華温泉-大阪)

白馬大池の朝。

初日に白馬岳まで行けなかったため、今日と明日の行動を考えなおさないといけない。明日は、18切符を利用して帰宅するので、登山口から離れた場所に泊まるわけにはいかない。
天狗山荘だと今日の行動範囲としては申し分ないが、明日、猿倉まで降りるのが辛い。猿倉に近い白馬鑓温泉は白馬大池から一日で行くのは辛い。白馬大池から朝日小屋までのロングコースも大変だが、明日、13時30分までに朝日小屋から蓮華温泉に降りるのは今日のコース以上にかなり厳しい。栂池に降りて、八方から唐松なども考えたが、せっかく白馬に来たので、今日は白馬岳頂上宿舎でテントをはることにする。結果的に、初日も二日目も、短い山歩きと長いテント場生活となった。

●●●

白馬大池は携帯電話が繋がらないが、一時間ほど歩いて稜線に出ると弱いながらも電波を拾うようになったので、自宅においてきた登山計画書と大きく変わった事をメールしておく。

稜線沿いの風は強い。朝早いので、ガスも出ているが、夏の北アルプスらしいといえばその通りである。風が強いので、止まりたくないので、歩き続けるが、コバイケイソウの群生地ではリュックを降ろして、稜線沿いの高山植物を楽しむ。

●●●

三国境付近から雪倉岳・朝日岳を眺める。ロングルート。いつか歩いてみたいルートの一つである。

風は相変わらず強いが、時間の経過と共に、徐々にガスが抜ける時間が増えてきた。白馬岳山頂からの景色。
THE夏山である。

●●●

白馬岳頂上宿舎のテント場は稜線沿いにあるだけあって、風は強い。途中、三国境の辺りで出会った登山者から、白馬岳頂上宿舎のテント場は風が強く一睡も出来なかったと話を聞き、戦々恐々であった。ヤマテンのメールを見ると、昨日と今日の白馬を含めた後立山の風は変わらない予報であった。

夜の風の前に、まずテントの設営が大変だった。器用に設営している方も居たが、僕はその類に入らず、強い風と何十分と格闘した。この風の中、テントだけを貼って、どこかに行くのが臆病になったので、白馬鑓ヶ岳方面への散歩は叶わなかった。

●●●

何時までもテント場に居るわけにもいかないので、持ってきた細引きを使って、テントを補強してから白馬山荘まで散策にでかける。白馬山荘は、日本最大の収容人数を誇る北アルプスを代表する山小屋。もはや山小屋の域をを超えた山小屋である。

白馬岳から降りてくるとあまり感じないが、白馬岳頂上宿舎の方から登ってくると、なんと立派な建物なんだと度肝を抜かれる。平日だが、ようやくの夏山シーズン開始というのもあって、白馬周辺は多くの登山者であふれていた。これだけの登山者の数でも、白馬岳の2つの山小屋の収容人数を考えると、そこそこ快適な一夜なんだろうか。テント泊なので、分からない所だが。

楽しみにしていたスカイプラザ白馬での生ビールは、熱っぽく&頭痛のため薬を服用するので、またの機会とする。

日の入り前、テント場の横の道を登って稜線へ。ガスったり、抜けたりの連続だったが、最終的には真っ白な世界となった。テントの張り綱を、今一度確認してシュラフの中に入った。

●●●

凄まじい風で殆ど寝れない一夜だった。オクトスのアルパインテント1は一晩何事も無く風に耐え続けた。山岳用テントの凄さを改めて実感した夜だった。

ご来光を白馬岳山頂から見る予定で起床したが、トイレに行くのも大変な視界不良のため、日の出をテントの中で待った。日が開けると、ようやく視界が確保できたので、悪戦苦闘しながらテントを撤収。雨が降っていないのが幸いである。

●●●

白馬大池が見えてくる頃には、ガスはなくなり快適な稜線歩きとなった。

朝飯を作る、といってもお湯を沸騰して15分待つだけだが、白馬頂上宿舎のテント場ではその気力も湧かず、白馬山荘のスカイプラザ白馬で朝食を頂いた。5時30分から開いているレストランは、テント泊登山者には有難い存在である。
小雨と強い風なので、久々に雨具を着て白馬山荘を後にした。天気は歩く事に回復していき、アウターを雨具からライトシェルに、白馬大池に着く頃にはライトシェルも脱ぎ、ベースレイヤー+Tシャツという服装になっていた

●●●

天狗ノ庭から蓮華温泉までは思いのほか、長かった。白馬大池を出る時点では、露天は無理だろうけど内風呂でゆっくり汗を流して、蓮華温泉ロッジで昼食を食べようと思っていたが、実際はバスに間に合うのだろうかとヒヤヒヤしながらの下山になった。
13時35分のバスを逃すと16時05分まで2時間以上バスがないので、何が何でもこのバスに乗る必要性がある。

熱中症になるのではと思うような暑さの中、まだかまだかと思っていた蓮華温泉ロッジの建物が見えた時は嬉しかった。
時間がないので、シャワーで体を洗って、少しだけ浴槽に入って急いで荷物をまとめてバス停へ向かった。バスにはギリギリ間に合った。大池と白馬頂上宿舎の2つテント場で隣人の方に蓮華温泉の魅力について、色々伺ったが、忙しすぎてお湯が熱かった記憶しか無い。機会があれば、温泉好きとして、テントを張って露天風呂を楽しみたい。

バスに乗れたら、次の問題は平岩から京都までの鈍行の接続がどうなっているかである。蓮華温泉に降りる予定はなかったので、全く調べていなかった。近くに座っていた首都圏の大学の山岳サークルの会話を聞く所によると、松本方面に向かう場合は、平岩と南小谷で一時間ほどの乗り換え時間はあるらしい。それなら、糸魚川経由の早いのかなと思い始める。
小谷駅に着くと、糸魚川行きの代行バスが数分で来るとの事である。駅に張っているポスターを見ると、糸魚川で富山行きの普通への接続があるらしい。その先は分からないが、松本経由の場合は名古屋と京都間を新幹線でワープする必要がありそうなので、少なくとも5000円の追加の出費が必要である。富山から先、特急でどこかをワープしても5000円もかからないはずなので、糸魚川行きのバスに乗ることにする。
糸魚川駅で缶チューハイを購入して、親不知辺りの日本海側の絶景を見ながら飲む酒は美味い。白馬頂上宿舎で隣のテントの人は、栂海新道を行くと話していたので、ここまで歩くのは長いなと思いながら、糸魚川-富山の初乗車区間を楽しんだ。
富山駅に到着して、駅備え付けの時刻表を見ると、富山・金沢・敦賀・長浜の接続が素晴らしく、このまま鈍行を繋いでも京都駅には23時直ぐに到着するらしい。ワープなしでも、この時間に到着するのは嬉しい。

8月末から9月上旬の登山計画が立たないので、18切符は金券ショップで売却した。2013の夏山は、なんか物足りない白馬山行のみで終わってしまった。次は、雪が降る前、紅葉の北アルプスである。

Link
白馬で過ごす夏休み:0-1day(大阪-栂池-白馬大池) – tik weblog

Data

2013/08/09

  • 白馬大池山荘TS4:30-9:00白馬岳山頂9:20-9:50白馬岳頂上宿舎TS

2013/08/10

  • 白馬岳頂上宿舎TS5:40-6:00白馬山荘6:50-10:10白馬大池山荘10:30-13:05蓮華温泉
  • 蓮華温泉13:35-平岩14:35(糸魚川バス)
  • 平岩14:42-15:20糸魚川15:29-16:54富山17:14-18:12金沢18:23-21:00敦賀21:10-21:50長浜21:58-23:08京都(鈍行@18きっぷ)