六甲逆縦走(宝塚-摩耶山-市ケ原、市ケ原-高取山-須磨浦)

花粉の飛散が終わり、ようやく山を歩けるようになったかと思えば、猛暑が襲う。低山のベストな登山シーズンは意外にも短い。

おそらくこの山行が、2013年の最後の六甲歩きになると思う。山と高原地図を眺めながら、どこに行くかを悩んでいた。歩いたことのない登山道。足を踏み入れたいと思っていた獣道。候補は色々有ったけど、結局選んだのは、六甲逆縦走。

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予定より遅れて、宝塚駅に着いていたのはAM7:00を回っていた。六甲山系の東側に位置するこの場所が、今回のスタート地である。目指す先は40km以上先須磨の海。ただ目標は低く、ヘッドライトを付けて歩くつもりはなく、もうこの時点で分割縦走と決めている。

宝塚周辺で、見かける登山者は男女4人組のPTだけで、このPTは大龍寺まで行くらしく、途中、ガーデンテラス付近まで抜きつ抜かれつつを繰り返していたが、追い抜いたガーデンテラス以降は見かける事は無かった。

六甲逆縦走で最大の難所となるのは、スタートして直ぐの塩尾寺までの舗装路歩きである。水道施設の脇をショートカットした先から見る宝塚の町並み。

厳しい登りは塩尾寺までで、登山道に入ると一転、アップダウンの少ない楽しいトレイル歩きが待っている。最高峰から降りてくると、単調でつまらないという印象しか受けないが、宝塚から登ると塩尾寺-船坂峠は非常に楽しい歩きであるのは何とも不思議である。

船坂峠からは再び登りになる。ここは下りのほうが圧倒的にキツイので、すれ違う人に気を使いながら登っていく。

山頂を踏むことに興味が無いので、今回も六甲最高峰はスルーして車道を歩いて行く。一軒茶屋の少し西側から見る六甲最高峰。新緑が綺麗である。

この先穂高湖までは昼食を食べる適切地がないので、極楽茶屋跡の前にある駐車場の前で昼食を取ることにする。何名かのハイカーが、バーナーで思い思い料理を作っている。最近、ハマっている五木食品の熊本ラーメンを茹でて、それにコンビニで購入したおにぎりという進化のない質素な昼食である。もう、暖かい料理が食べたいという時期ではない気候に変わっている。

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極楽茶屋からは、登山道を所々に挟みながらも基本的には車道を歩きながら西へと向かっていく。GWだけあって、六甲山は観光客で溢れている。

時間があるので、というか市ケ原から先へ行く事を諦めたので、天上寺でお参りしてのんびりとした時間を摩耶で過ごす。

おでかけにポッキー × 六甲・摩耶スタンプラリーの景品。

六甲ガーデンテラス、摩耶山天上寺、摩耶ビューテラス702でスタンプを押して、そのままゴール地点の摩耶ビューテラス702でガラガラを回した。結果はハズレなのだが、ポッキー一箱と特製クリアフェイルを頂いた。ハズレでポッキー一箱とは、何と太っ腹なんだろうか。ところで、当たりが出たら何が貰えるんだろうか。

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布引貯水池。太陽の光が綺麗に池に当たっている。

摩耶山から天狗道に入ると、すっかり登山者の姿を見なくなった。市ケ原から摩耶山まで歩く時はそこまで長い登りの記憶がないんだが、今日の下山はただただ時間が長く感じる。かなり歩いたと思った所に、学校林道の分岐が出てきた時に疲れがどっとでてきた。

この辺りの登山拠点になっている市ケ原まで降りてくれば一安心である。市ケ原の河原で楽しんでいる若者の声がこちらまで届いてくるが、対称的に椅子に座っている数名の登山者は自分も含めてみな疲れた顔をしている。

後は三宮まで歩くだけだが、地味にこの区間が長い。

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宝塚から市ケ原の逆縦走から二週間後、残り半分を走破すべく、朝の三宮を後にして市ケ原まで歩きはじめた。
途中、布引みはらし展望台では、毎日登山をしている人が朝からカラオケで盛り上がっている。六甲には毎日登山の基点となる場所が何箇所か点在している。非日常としての山と日常としての山がそこにはある。

この辺りの登山拠点の市ケ原から林道を少しと登ると大龍寺に到着する。

鍋蓋山の少し先から見る菊水山。

鍋蓋山から菊水山までは、一度下り、有馬街道を渡る橋を通って登り返すことになる。鍋蓋山側からだと容易な道だが、高取山から丸山・鵯越の住宅街を通って菊水山への厳しい登りを終えた後、一度下って登り返すのは非常に辛いものがある。

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六甲縦走では、高倉台・妙法寺・丸山の三つの住宅地を経由するが、有難い事に多くの場所でこの様な縦走者向けの案内板が設置してある。ただ、それは須磨から歩く人間のためのものであり、逆に縦走している人間はこの看板を反対に追いながら進んでいかなくてはいけない。

何度か歩いている住宅地だが、案の定道を間違えてしまった。iPodTouchの位置情報システムが不調で、googlemapで現在地の確認で出来なかったのも有り、時間ロスが広がってしまった。間違ってしまったのは、丸山小学校の辺りで西側の路地に入ってしまったのと、高取山から降りてきた後、県道を板宿の方に歩いてしまったのと、妙法寺で阪神高速を越える階段の場所を忘れてしまった。という三点である。

あまりの自分の読図能力の低さに嫌になりながらも、須磨を目指して歩いて行く。

六甲縦走の中では、一番危険なポイントなる馬の背は15時過ぎに通過することができた。馬の背以降は何とでもなるが、ここをヘッドライトで歩くのは避けたいと思っていた。こんな時間なんだが、須磨の方から続々と登山者が登ってくる。少し前の新聞記事で遭難の原因に挙げられていたが、午後からでも登れるのは六甲山の良さだと個人的には思っている。

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須磨の海が終えたら逆縦走はゴールまで後一息。ゴールの雰囲気としては、宝塚よりこっちの方がいいように思える。

Data

2013/05/06

  • 宝塚7:10-8:00塩尾寺8:10-9:20棚越9:40-11:00一軒茶屋11:10-11:35極楽茶屋跡12:10-14:05摩耶山15:10-16:20市ケ原16:30-17:25三宮

2013/05/19

  • 三宮6:50-7:05新神戸7:10-7:55市ケ原8:00-8:20大龍寺8:25-8:50大龍寺9:00-10:05菊水山10:15-12:25高取山12:50-15:40高倉山16:05-16:50須磨浦公園